―ふーじんの弓道奮闘記2nd―

弓道馬鹿な新米社会人の私的弓道奮闘ブログ SINCE 07年2月20日〜

会津の弓道日本一

2008/02/20 Wed [Edit]

Image102.jpg
大学での全課程を終え、実家会津に帰省してから早2週間が経つ。
こんなに会津に居たのも久しぶり。
この2週間は、親戚や地元の先輩や友人に会ったり、
会津の歴史や産業そして文化に触れることが出来る等、
とても充実したものだった。(色々ネタも増えた。これは後々)
来月弓道部の同期達が会津に遊びに来るので、
少しは観光案内も出来そうだ。

色々調べて見ると、現代弓道において会津にも弓道日本一が存在した。
大平善蔵(おおひら ぜんぞう)(1874〜1952)
大平氏は、会津の金物業発展の礎を築き実業家としても大成し、
大日本武徳会(全弓連の前身)から範士の称号を与えられ、
日本一の弓道師範となった。
※詳細を知りたい方は、会津人物伝をご覧下さい。

大平氏は、治末期から大正初期にかけて「日本5人男」の一人で
阿波研造(仙台)、長谷部慶助(東京)、徳永純一郎(九州)、
石原七蔵(九州)ともに名だたる射手であったとされる。
※詳細を知りたい方は、本田流を支えた人々をご覧下さい。

実業共に弓道を極めた方が、地元会津から輩出されていることを知り、
とても嬉しく思えた。
道を極めるには「文武両道」であり、中道でなければならない。
少しは自分も大平氏を見習いたいものである。

もののけ姫

2007/11/24 Sat [Edit]

昨日は、「三高商」という昔ながらの定期戦に参加した。
この試合は東京経済大学、高千穂大学、千葉商科大学の三つ巴戦である。
その時、以前から審査や試合などでお知り合いになった東経さんの部員さんと雑談をした時に、興味深いお話を伺う事が出来た。

「もののけ姫」は誰もがご存知だろう。
山の獣たちと人間との抗争を通し、生と死をテーマにして描かれているアニメ映画である。
その映画の1シーンに、主人公「アシタカ」が、たたり神と弓で応戦するシーンがある。
その時射放った弦音は、あの国際弓道連盟のポスターで有名な飯島正大先生の弦音だというのだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=eMP9GRHzs4o&feature=related
あの鋭く澄んだ弦音は、だれもが印象深く残っているのではないだろうか。
また、発射された矢のしなりの表現とかも。
http://jp.youtube.com/watch?v=V6ygrn0sIOg&feature=related
弦音の持ち主は勿論の事、ジブリ映画の効果音といった細部までの拘りにも改めて驚かせられた。

それにしても、アシタカの射技は範士八段だったのか。
いや、それ以上だよね。あの腕前なら(笑)

因みに、先日の学生審査で飯島先生がおられました。
また、綾瀬の公開練成の四段以上の部の指導員も先生なので、憧れの先生にやっと御指導頂けるのはとても嬉しいです☆

霞的からの温故知新。

2007/08/02 Thu [Edit]

各地で梅雨明けが発表され、遂に夏本番になりましたね。

これからエアコン無くしては過ごせない、関東の夏がやって来ると言うのに、僕の家のエアコンはご機嫌斜めで、全く言う事を聞いてくれません。

エアコンのガスが抜けいるせいなのか、冷気が出てこない。。。。
暑いし、修理代もかさむし、精神的にも肉体的にも本当に辛いです(ノд-。)

こんな暑い毎日ですが、この前久しぶりに的紙張替えをしました。
こんな暑い中、的紙交換なんてやりたくないなと、思いながら作業をしていると、ふとある事に気付きました。

一般的に用いられている小的(近的)の大きさは、12寸で約36cm。
的を体に当てて比べてみると、一般男性の体幅ぐらいありました。
やはり、的というのは実際の戦を想定して使われていのですから、当然人間の体幅に合わせていると言う考え方は、あながち間違いでは無いとのかなと考え出しました。

的幅をを人間の体幅に合わせて作られていると仮定して、あの霞的の模様は一体何を表しているのでしょうか。

kasumimato_b.jpg

僕は学生弓道の人間ですから、審査以外に霞的を用いることが少なかった為、あの奇妙な模様に何の興味も持ちませんでした。
霞的は、読んで字の如く星的と比べて狙いを定めた時、霞掛かった様に見えることから、霞的と呼ばれているそうです。的を探ったり、離れの時期を探る事は伸び合いを中断させてしまう等、弓道界では、的を凝視して「狙う」事を良しとしない等、様々点で霞的は理に適っているのではないでしょうか。

しかし、術が武道として確立する前は、いかに効率よく的中・貫通力があって実利的な術を目指したわけですから、何かこの霞模様にもっと秘密があるのではないかと疑問を持ちました。

そこで、色々と文献を調べてみると、有力な情報が見つかりました。
MATO2.gif

上の図は、日置流印西派で用いられている、日置霞というものです。
日本弓道連盟が指定している霞的と若干違いあります。
この的は、やはり実践に備えたもので、人間の体幅を想定して定められています。図から分るように、白と黒巾そして間隔には、ちゃんと意味があった事が良く分りました。
例えば、外枠から数えて、黒巾と黒巾の間は丁度、体と鎧の隙間(内脇)を表しています。
また、的付けが地面すれすれなのは、敵の足元を狙う事により、より恐怖感を与える事、的と射手の距離は敵との位置関係(槍から近からず遠からず)を想定している等、これらが現代弓道規則の礎になっていることがよく分りました。

現代弓道は、古来から存在する各流派の統合によって成り立っているもの。よって今も先人達の生み出した古流・古法が現代でも息づき、そして現在でもこれ等を基に進化し続けています。探求すれば探求するほど、様々な趣深い発見がある弓道
本当に、興が尽きることが無さそうです。

「弓倒し」の意味

2007/05/12 Sat [Edit]

この時期、新入部員も入って来て、初心者にの行射方法を教える機会があると思います。
基本姿勢「基本体」を教えたり、射方・射技「射法八節」を教えたりするでしょう。

ご存知の通り、を引く動作には「射法八節」というものがありますよね。
一、足踏み(あしぶみ)
二、胴造り(どうづくり)
三、構え(ゆがまえ)
四、打起し(うちおこし)
五、引分け(ひきわけ)
六、会(かい)
七、離れ(はなれ)
八、残心(残身)(ざんしん)

この八節を行った後、「倒し」を行います。
しかし、何故この「倒し」を行うのか?
結構このことに関して知っている方は少ない様です。

その「倒し」を行う意味を解く鍵は「重籐」にあります。
sigetou.jpg

「重籐」とは、小笠原流において現在最高格の免許です。
このは式であり、籐の装飾に特徴があります。
握り上に36個所、下を28箇所に籐がまいてあります。

この36と28にピント来た方は、占などに興味がある方ですね☆
36とは陰陽で「地の三十六禽」を表し、28は「天の28宿」を表します。
※「禽と宿」について詳しくは、広辞苑や小山具さんのサイトでご確認下さい。
http://www.koyama-kyugu.com/column/c011_020/c018.html
よって、の握り上は「地」、握り下は「天」を表すことになるのです。
行射中、例えば残心の状態では、画像で言うと上からA・Bの状態ですので、本来の天にの「地」側が向き、地に「天」側を向いているので、本来在るべき所を指していません。
ですので、『天地あるべき元に戻すと』いういみで、(B・Aの状態にするため)倒しを行います。

因みに、重籐の中仕掛けは五色です。これは五行説から来ています。
Yuminoshurui3.jpg

※五行説…陰陽による方角。 「赤、青、白、黒」であり、中央を「黄」としています。
結構ややっこしいので、興味のある方はここのサイトさんで確認してください。
http://www2.begin.or.jp/sakura/gogyo.htm

は昔から祭事の神器として古くから使われていました。
その名残が、現代弓道にも息づいていると言えますね。
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プロフィール

ふーじん

Author:ふーじん
弓道着に憧れ弓道を始めて早四年
以来弓道に魅せられ弓道馬鹿となる
何とか学生最後に弓道四段を取得
ちょっと変わった新米社会人の
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