伝統 ―現代に生きる職人達―
2008/02/29 Fri [Edit]
治道家第二回 「伝統」について。(去年の修正版)
「伝統」に対して皆様も様々な御意見をお持ちだと思います。
私目が、「伝統」について述べるのも恐れ多いのですが、
最近池袋の東武百貨店で『伝統的工芸品展 WAZA2007』が開かれ、
私も「伝統」に触れる機会を得て感じたことがありまして、
私的な意見ではありますが、お話させて頂きたいと思います。
『伝統的工芸品展 WAZA2007』という催しには、
竹弓の産地である都城大弓(みやこのじょうだいきゅう)も出展されていました。
見る弓全てがとても美しく、「武器」という枠を超えて
「芸術品」と思える程の代物でした。
これは、職人の長年渡って培われた技術と技法によって、
自然素材の美しさを極限にまで高めた結晶だからなのでしょう。
そんな芸術品と言える程の弓を、魅入る様に見ていると、
ふと下関板辺りにシールが貼ってあることに気付きました。
←「伝統的工芸品認定シール」
皆さん、「伝統工芸品」では無く、「伝統的工芸品」に違いがある事をご存知でしょうか?
「伝統的工芸品」とは、
「工芸品の特長となっている原材料や技術・技法の主要な部分が、
今日まで継承され、更にその持ち味を維持しながらも、
産業環境に適するように改良を加え、時代の需要に即した工芸品」
という意味なのだそうです。
「的」という言葉から、時代の変化により伝統だけでなく、
新しい波を乗り越えていかなければ、
伝統産業は成り立たせることが難しいことが分ります。
厳しい時代の波を乗り越え、そして伝統を大切に守りながらも、
竹弓にカーボン素材を用いて、笄の少ない竹弓を作り出す等の、
現代の技術を駆使し更に伝統を昇華していこうとする、
弓師の志を「伝統的工芸品シール」が貼られている竹弓から垣間見る事が出来て、
とても感動しました。
この様な時代の波を乗り越えようとする
矢師−小山金一さんを紹介する動画を見つけましたので、
是非ご覧下さい。
先人の「伝統」を伝承しながらも、
時代に対応した新しい技術を生み出して行こうとする、
小山さんのような職人達によって、日本の伝統文化は守られ、
受け継がれていくのでしょうね。
参考
日本の伝統的工芸品館
愛知県庁ホームページ
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